じんじ屋エールQ&A 【賞与配分】
      
      
      
        
        
          Q01 特別加算金は、特定社員の賞与に少し色を付けたい場合にも使えますか?
          Q02 基本給を基礎額として設定することは可能ですか?
          Q03 総額配分方式を2つ使用する変則的な配分方法への対応は?
          Q04 人事評価の結果により個人別に賞与額を決定する具体的方法は?
          Q05 個々の賞与の決定額を1000円単位にしたいのですが、本ソフトでできますか?
          Q01 
          賞与配分に「特別加算金」がありますが、特定の社員の賞与に少し色を付けたい場合にも使うことができますか?
          A01 
          可能です。ただし、「特別加算金」の本来の目的は、報奨金などを賞与に加算して支給するときに活用するものです。ご質問の方法は「じんじ屋エールの裏ワザ」と呼べるものかもしれませんが、けっしてお手盛りを奨励するものではありません。「特別加算金」という名のお手盛りが蔓延すると制度そのものが意味をなさなくなりますのでご注意ください。
          Q02
          「賃金体系シリーズ」を持っていませんが「賞与配分」で、基本給を基礎額として設定することは可能ですか?
          A02
          可能です。
          ただし、「賃金体系シリーズ」のデータがないため、基礎額設定画面で『賃金体系連動』による自動設定を選択することはできません。ここでは『実行時入力』を選んでください。賞与の配分計算をするときに各社員の基礎額を1つ1つ入力していく方法になります。
          ご質問にはありませんが「人事評価シリーズ」をお持ちでない場合の評価係数の設定方法は2通りあります。
          『実行時入力』を選択した場合は、賞与の配分計算をするときに各社員の評価係数を1つ1つ入力していく方法になります(基礎額と同様)。
          『自動入力』を選択した場合は、賞与の配分計算をするときに評価結果取込画面で「取り込まない」を選択し、評価欄で各社員の評語を選びます。
          Q03
          総額配分方式を2つ使用する変則的な配分方法への対応は?
          例えば、総額1,000万円のうち、半分の500万円は基本給で按分、残りの500万円は評価結果に応じて按分する方法です。
          A03
          0.1%以下の誤差を無視できるなら、もっとも簡単な方法は、総額配分方式の1つを「個人別計算」にして、予算に近い金額になるように支給係数をシミュレーションします。残りの1つは、残額を予算とする「総額配分方式」で処理します。これで完了です。
          総額配分方式を2つ使って正確に算出する場合は『別の日付のデータ』として処理し、後で合算する方法をとります。サンプルデータ(サンプル25:Ver2.0.0開発時に作成したデータ)で説明致します。
          <配分設計メニュー>
          ◆配分基準設定
          配分基準設定⇒配分区分指定(正社員を選択)⇒ 配分基準設定で「03」「管理職2」「算定方式=総額配分」「表示の有無=チェック」を追加します。
          ※説明ということで「一般」は省かせていただきます
          ◆基礎額・係数の設定
          基礎額・係数の設定 ⇒ 算定方式指定で「正社員、管理職2、総額配分」を指定します。
          基礎額A:設計方法=賃金体系連動、基本給=マトリックス基本給、等級2基本給など
          係数:必ず1つ以上必要です。便宜上次のように設定。「出勤」「入力区分=実行時入力」「乗じる基礎額=基礎額A」
          <配分実行メニュー>
          2002/7/15処理のデータがあります。これを1つ目の「総額配分方式」とみなしてください。
          2つ目の「総額配分方式」は、別の日2002/7/16で計算します。
          ◆人事データ取込
          基準日:2002/7/16
          年齢算出年月日:2002/4/1(年齢に関係するデータがなくても設定)
          勤続年数算出年月日:2002/4/1(勤続年数に関係するデータがなくても設定)
          ◆対象者⇔配分基準の対応
          課長以上の7名について「管理職2」を登録します。
          ※定めた係数「出勤係数」に1.00以外の設定が必要な社員がいる場合は「実行時入力」で上書き修正をします。
          修正が必要ない場合はスキップします。
          ◆自動入力
          「正社員、管理職2、総額配分」を指定して自動入力ボタンを押します。
          ◆配分計算
          「正社員、管理職2、総額配分」を指定します。
          「予算総額、総額配分予算」を入力(例:500万円)⇒ 計算ボタンを押します
          <年間支給額>
          基準日に「2002/7/15」と「2002/7/16」を指定し、一覧表ボタンを押します。
          ここで表示される合計金額が「総額配分方式」の1つ目と2つ目の合計です。
          ⇒ 年間賞与支給額
          
          Q04
          人事評価の結果により個人別に賞与額を決定する具体的方法は?
          A04
          賃金体系シリーズと同様に、評価結果のデータは日付を指定して取り込みます。
          賞与額の決定は、総額配分方式を組み込む場合は、予算を決めるだけです。
          一般的な「基礎額×係数×支給率(月数)」の場合、シミュレーションをして決定することができます。
          ⇒ 個人別計算シミュレーション
          
          Q05
          個々の賞与の決定額を1,000円単位にしたいのですが、本ソフトでできますか?
          A05
          10,000円単位まで丸めることができます。また、賞与という性格を踏まえて、端数処理は四捨五入だけでなく切り上げ・切り捨ても選択できるようになっています。
          ⇒ 配分実行メニュー